“モテたい”男子が始めた食事改善＋運動ルーティンのリアルストーリー

「どうせ俺なんて…」
それが、半年前までの僕の口癖だった。どこにでもいる、ごく普通の24歳、健太。仕事はデスクワーク、趣味はゲームと動画鑑賞。深夜のラーメンとポテチが最高の友達。鏡に映る自分は、猫背で、少し締まりのない体。お世辞にも「イケてる」とは言えない、モブキャラAくらいの存在感。

もちろん、心のどこかでは「変わりたい」と思っていた。「モテたい」という、男なら誰もが持つであろう、原始的な欲求もあった。でも、何をすればいいか分からないし、面倒くさい。そんな言い訳を盾に、僕は見て見ぬふりを続けていた。

あの日、大学時代の友人の結婚式に出席するまでは――。

久しぶりに会った仲間たちは、皆それぞれに社会人として、男として、磨かれていた。特に、学生時代は同じくらい地味だったはずの友人が、スーツを颯爽と着こなし、自信に満ちた笑顔でスピーチする姿に、僕は言葉を失った。彼の隣には、誰もが羨むような素敵なパートナーがいた。

その夜、二次会の隅っこで一人、ぼんやりと彼らの輪を眺めながら、強烈な焦燥感と劣等感に襲われた。「何が違うんだ？」「このままじゃ、俺の人生、何も変わらないんじゃないか？」

その瞬間、何かがプツンと切れた。そして、固く、固く決意したんだ。

「変わろう。本気で、自分を変えよう」と。

これは、そんな僕が「モテたい」という不純で、しかし切実な動機から始めた、自分磨きのリアルな記録だ。

※以下の内容は当社のマネージャーの話を元にした内容になります。

この記事をご覧いただいている方へ。

この記事をご覧いただいている皆さまは、健康面に気を使い、食生活や運動習慣の見直し、フィットネスジムに通われている。もしくは、入会等をご検討されている健康意識の高い方々ではないでしょうか？

実際に、厚生労働省が、健康づくりのための身体活動基準・指針を作成し、生活習慣病予防のための運動を推進しています。

また、日本政策金融公庫が発表した消費者動向調査（令和３年７月）では、運動面や食に関する志向で、“健康志向”の方が多く年々と増加しています。

より皆様が、健康的で充実した人生を歩めるよう、誠意を込めて記事を執筆いたしましたので、どうか最後までご覧ください。

<その他資料>
※スポーツ庁の資料（新型コロナウイルス感染症の流行による国民のスポーツへの参画状況や意識の変化、健康状態等に関する調査研究（令和2年度））では、コロナ終息後のパーソナルトレーニングジムの利用者数は急増中。
※経済産業省の『特定サービス産業動態統計速報』の結果でも、フィットネスジム並びに、パーソナルジム利用者は数多くいらっしゃいます。

第1章：勘違いだらけのスタート地点

最初、僕の「モテる」の定義は、ひどく浅はかだった。「高級な服を着る」「流行りの髪型にする」「面白い話術を身につける」。そんな小手先のテクニックばかりに目がいっていた。しかし、付け焼き刃のオシャレをしても、自信のなさからくる猫背や、不健康な生活がにじみ出る肌の荒れは隠せない。結局、根本的な何かが足りていなかった。

ある日、ネットで「男の魅力とは」というテーマの記事を読み漁っていた時、ある一文が目に留まった。

「清潔感、自信、エネルギッシュさ。女性が男性に本能的に惹かれるのは、
その人が持つ『生命力の高さ』である」

衝撃だった。僕が追い求めていたのは、枝葉の部分だったのだ。本当に必要なのは、自分の心と体という「土台」そのものを、健康的に、力強く作り変えることだったんだと。

そして、そのための最も確実な方法が「食事改善」と「運動（筋トレ）」であることに気づいた。それは、僕が最も避けてきた、面倒くさいことの代表格だった。

参考リンク：A Randomized Trial of Exercise and Diet on Body Composition in Survivors of Breast Cancer with Overweight or Obesity

第2章：食事改善 – コンビニ飯を「戦略的」に変える

自炊経験ゼロの僕にとって、いきなり手の込んだ料理はハードルが高すぎる。そこで、僕は日常生活の主戦場である「コンビニ」を、敵ではなく味方につける戦略をとった。

フェーズ1：【捨てる】デトックス期（最初の2週間）

まず、体に悪いものを徹底的に排除することから始めた。

• ジュース・甘い缶コーヒー → 水、お茶、ブラックコーヒーへ
• ポテチ、菓子パン、カップ麺 → 完全禁止
• 深夜の食事 → 21時以降は固形物を食べない

最初の3日間は、禁断症状のように甘いものやジャンクフードが欲しくてたまらなかった。しかし、それを乗り越えると、体が軽くなり、朝の目覚めが驚くほど良くなった。この小さな成功体験が、大きなモチベーションになった。

フェーズ2：【選ぶ】コンビニ活用期（1ヶ月目～）

次に、「何を食べるか」を戦略的に選ぶフェーズに入った。僕が立てたルールは3つ。

1. 「タンパク質ファースト」： 筋肉や肌、髪の材料となるタンパク質を最優先。サラダチキン、ゆで卵、焼き魚、プロテインバー、ギリシャヨーグルトなどを食事の中心に据えた。
2. 「茶色い炭水化物」を選ぶ： 白米のおにぎりを、玄米やもち麦入りのおにぎりに。白いパンを、全粒粉のブランパンに。血糖値の上昇を緩やかにし、太りにくくするためだ。
3. 「汁物」を追加する： 野菜スープや味噌汁を必ず一品加える。満足感を高め、野菜を手軽に摂るためだ。

【僕の定番コンビニ飯】

• 朝： ギリシャヨーグルト、全粒粉パン、ゆで卵1個
• 昼： もち麦おにぎり、サラダチキン、わかめスープ
• 夜： 焼き魚（サバなど）、豆腐サラダ、味噌汁

これを続けると、1ヶ月も経たないうちに、体重が3kg落ち、気になっていた下腹部のぽっこりが明らかに凹んだ。そして何より、肌の調子が劇的に改善した。ニキビが減り、顔のむくみが取れて、少しだけフェイスラインがシャープになった。鏡を見るのが、少しだけ楽しくなった瞬間だった。

参考リンク：Intake of sugar-sweetened beverages and weight gain: a systematic review

第3章：運動ルーティン – 「週2回のジム」が僕を変えた

食事改善と並行して、運動も始めた。最初は自宅での腕立て伏せとスクワットから。しかし、すぐに限界を感じ、思い切って近所の24時間ジムに入会した。これが、僕の人生の転換点となる。

僕が作った「週2回・1時間」の黄金ルーティン

仕事が忙しい僕には、週2回が限界。だからこそ、1回のトレーニングの質を最大化する必要があった。僕が組んだのは、全身を効率よく鍛えるためのシンプルな分割法だ。

	1日目（例：火曜）	2日目（例：金曜）
ターゲット	上半身（押す・引く）	下半身＋腹筋
メニュー①	ベンチプレス（胸）	スクワット（脚全体）
メニュー②	ラットプルダウン（背中）	レッグプレス（脚）
メニュー③	ショルダープレス（肩）	レッグカール（もも裏）
メニュー④	アームカール（腕）	クランチ＆レッグレイズ（腹筋）
有酸素運動	傾斜をつけてウォーキング（20分）	バイク（20分）

最初はバーだけでもグラグラしていたベンチプレスが、3ヶ月後には自分の体重に近い重さを上げられるようになった。背中を鍛えることで、長年の悩みだった猫背が改善され、自然と胸を張って歩けるようになった。スクワットで鍛えた下半身は、スーツを着た時の立ち姿を安定させ、どっしりとした頼りがいのある印象を与えてくれるようになった。

何よりの変化は、精神的なものだった。重いバーベルを持ち上げるという行為は、自分との戦いだ。昨日より1kgでも重く、1回でも多く。その小さな成功体験の積み重ねが、僕の中に眠っていた「自信」という名の筋肉を、確実に育てていった。

参考論文：Self-Efficacy, Motivation, and Performance

最終章：そして、僕は変わった

半年後、僕は別人のようになっていた。

体重は-8kg、体脂肪率は22%から15%へ。Tシャツ一枚でも様になる、引き締まった体を手に入れた。しかし、本当の変化は、内面に起きていた。

• 自信： 常にオドオドしていた僕が、人の目を見てハキハキと話せるようになった。
• 姿勢： 猫背が治り、胸を張って歩くことで、周囲に与える印象が「頼りがいのある男」に変わった。
• エネルギー： 体力がつき、仕事の集中力も持続。休日にダラダラと過ごすことがなくなり、新しい趣味（ボルダリング）も始めた。
• 清潔感： 食生活の改善で肌がきれいになり、髪にもツヤが出た。

そして、肝心の「モテ」はどうなったか？

驚くべきことに、女性から食事に誘われる機会が明らかに増えた。職場の同僚や、新しく始めた趣味の場で、ごく自然に。「健太くんって、なんかキラキラしてるよね」「一緒にいると元気もらえる」そんな言葉をかけてもらえるようになった。

僕は、特別な話術を身につけたわけじゃない。ただ、自分に自信を持ち、堂々と、そして楽しそうに毎日を過ごすようになっただけだ。女性たちが惹かれていたのは、僕の筋肉ではなく、そこからにじみ出る「自信」と「生命力」だったのだと、今なら分かる。

これから変わりたい君へ

半年前の僕と同じように、もし君が今の自分に不満を抱えているなら、断言する。君は、変われる。

「モテたい」という動機は、決して不純なんかじゃない。それは、自分をより良い方向へ導くための、最もパワフルな原動力だ。大切なのは、そのエネルギーを正しい方向に向けること。

この記事で紹介した僕の経験は、数ある成功例の一つに過ぎない。でも、自炊ができないズボラな僕でも、週2回のジム通いがやっとの忙しい僕でも、変わることができた。だから、君にできないはずがない。

まずは、明日の昼食をサラダチキンに変えることから。最寄りのジムを見学予約することから。その小さな一歩が、半年後の君を、そして君の人生を、劇的に変えることになるはずだから。

以上の話を読んでみて自分も変わってみたい、かっこいい体を目指したい、自信を持ちたいと思った方へ。
当店ではトレーニングや食事のみならずお客様のライフスタイルまでもより良いものへ導くべくサポートさせていただいております。
当店でお客様の悩みや日常のヒアリングから体験トレーニングまで実施しております。
気になった方は、ぜひ一度体験にいらしてください。
今の悩みや「こうなりたい！」という想いを伺いながら、ぴったりの解決方法を一緒に見つけていきましょう！